ゲームはより易しいイージーモードを実装すべき

近年ではBloodborneやDark Soulsといった、悪名高いとさえいえるほどの難易度の作品がPlayStation 4界隈を中心に話題を巻き起こしている。どちらの作品も情け容赦のない難易度設定が特徴だ。

事実としてそれらはとてもプレイヤーに対して挑戦的だ。しかしゲームを投げ出さずに挑戦を続けクリアを成し遂げるファンは多い。容赦なく残忍なゲームだが絶妙だからだ。Bloodborneではアグレッシブなスタイルを要求し、Dark Soulsでは素早さはないが規則的な動きによる攻略が求められた。

ゲームは難しくあるが、同時にどちらの作品もステージを征服するという挑戦を提供してくれた。しかしだからこそ、プレイヤーの技術に依存するゲームはより易しいイージーモードを実装すべきだ。

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カジュアルゲーマーお断りな現状の問題

“カジュアル”なゲーマーがゲームショップに訪れたと想定しよう。新作のゲームを探しにきた人物だ。店を眺めているとBloodborneが陳列されている。芸術的なボックスアートに目を惹かれ、大々的に行われたコマーシャルを思い出してそのグラフィックスと世界観に興味を覚えるだろう。これはBloodborneに限らずBattlefieldやCall of Dutyにだって同じことがいえる。

おそらく自らが手にしているゲームが極めて難易度の高いゲームだとは知らずに”カジュアル”なゲーマーは購入してしまうだろう。その結果どうなるか、プレイすることをやめてしまうだろう。手も足も出ない。そして今後はよく分からないもの=ゲームは基本的に買わなくなる。

ゲームをプレイするすべての人がそれを理解しながら遊んでいるわけではないし、ゲームが大好きなわけでもない。必ずしもゲームに慣れた人が遊んでいるとは限らない。いくらかの人々はBloodborneをきっかけにゲームにハマるかもしれないが、その反対も当然あり得る。

手も足も出ないゲームに挑戦し続けられる人は少ない

PlayStation 4のトロフィー機能によれば、Bloodborneではガスコイン神父を倒しているのはわずか63%だ。ガスコイン神父はゲームの進行上初めて倒さなければならないボス敵であり、つまるところ残りの4割のプレイヤーは初めのボスを倒せずに躓いているということだ。これは普通だろうか。

ゲームという娯楽そのものが好きなユーザーならば挑戦を楽しむかもしれない。Bloodborneが簡単なゲームだとさえ言うかもしれない。これはフェアだろうか。「僕がクリアできるんだから君もそうあるべきだ」と言うようなものだ。異なるスキルを持つ誰でもが楽しめる訳ではなく、クリア率はトロフィー機能から推測すればわずか30%ほどだ。

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初心者救済措置をとったゲームたちの例

Bloodborneは幾人かにとって克服しがたい挑戦を与えている完全な例だ。Call of Dutyではそれとは違い難易度の調整が行える。もしゲームが難しければ難易度を下げることが途中からでも可能だ。Red Dead Redemptionでは興味深い試みを取り込んでいる。何度もプレイヤーが同じシーケンスで失敗した場合、その場面をスキップして次のシーンへと進むこともできる。

そのようなシステムを備えることによって、Red Dead Redemptionではすべての腕前のプレイヤーに基本的にすべてのゲームシステムを楽しませることを実現している。この手法は賞賛されるべきだ。この手法をそのままBloodborneに取り入れてもゲーム性の違いからそれほどの効果は出ないだろうが、宗教的に一つのゲームを繰り返し挑戦できないプレイヤーに配慮したシステムにも取り組むべきだろう。

イージーモードの実装はゲーム体験を薄めない

BloodborneやDark Soulsといった作品にイージーモードが加わったとしても、それがあなたのゲーム体験を薄めたりするようなことはない。”コア”なプレイヤー向けの難易度で遊び続ければいいだけだからだ。難易度を下げたくなければ下げなければいい。オプションとしてイージーモードを実装するだけだ。

難易度を下げてプレイしたいプレイヤーにだけ選べるオプションを実装することで、難易度から尻込みしていたプレイヤーも遊べるようになり、結果としてゲームに人が集まってくるようになる。誰もが得をする。

結局のところ芸術でありエンターテイメントであるゲームは楽しまれるべきだ。挑戦を強制することで一部の人々しか楽しめないというのは残念な話だ。誰もがゲームを楽しめるよう難易度の調整を可能にするべきだろう。

関連:カジュアルゲーマーに対する救済措置がゲームに必要な理由

via: Talk Amongst Yourselves
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